花を見て虫を惟う

花を見て虫を惟う

先週は雪が降ったというのに、本日は桜が満開の郡上より、お花見便りでございます。

慌ただしく過ぎる毎日ではありますが、日々の自然の移り変わりを愛でるライフスタイルを送っております。
とくべつそれを日課としているわけではなく、気がつけば野に咲くタンポポなどの黄色やピンクに吸い寄せられて
虫たちの小さな世界を覗き見ては、別に今やらなくてもいいような外の仕事をまるで今やらないといけないような顔をしてやるのです。

これは蜂を採る仕掛けを作ってます。4月の中旬から6月初めにかけて郡上では分蜂という春の花々の蜜や花粉で沢山のミツバチが増え、新たな女王が誕生し
雄蜂が出現しだすと、一つの群の約半分の蜂が巣別れをします。ざっくりと言いますとこんな感じで分蜂というミツバチにとっての一大イベントがこの時期に繰り広げられるのです。
そしてその分蜂群が住みたくなるような物件を用意して住み着いてもらうのが私の仕事です。養蜂というよりは、ミツバチ相手の不動産業です。

分蜂はこれからシーズンを迎えます、また次回!詳しくお伝えしたいと思います。

 

結局のところ仕掛けを作ったと言いつつも、ビジュアル的にここに置いてみたというだけでじゃあここで蜂を取るのか!?というとそういうわけでもなく。

後で別のもっと取れそうな場所に移動するという、知らない人が見たらいかにも意味ありげに見えるが、実はそうでもないことをやっています。
私の行動には他にも沢山、なんの意味のないことばかり。
行動のほとんどがそれと言っても過言ではありません。

 

こちらのタンポポ群もその産物の一つです。
春になると隣の敷地の草花に寄ってくる虫たちを覗き見しつつ、タンポポの綿毛を年甲斐もなくふーっと飛ばし続けて数年、気がついたら病気のようにタンポポが増え、隣の敷地は黄色くなる一方です。

日本古来から生息するニホンミツバチと暮す中、外来種である西洋ミツバチに対し、アンチセイヨウミツバチ(セイヨウミツバチには罪はないが)の立場を
とりながら、不覚にも外来タンポポを増やしてしまい反省しても、もう遅い。
こうやって人はなんの悪気もなく、環境を壊していくのだ。

 

先日あるお宅にお邪魔した際、お部屋にコガネムシ?がじっとしてました。
来客なのに虫がいることが、来客(わたし)の気分を害すのではないか的な気遣いで、なんの危害も加えそうもないコガネムシ?を、気持ち悪いという理由(だと思う)だけで、瞬間に凍結させるなど、虫が聞いたら凍りつくであろう恐ろしい殺虫剤を平気で使い、そこに虫がいるから気をつけて!!っと言った人を心で引いてたわたしは、数年にわたり外来タンポポを自分の気分で増やしてしまったのだ。

・・しかし、なぜ人は虫となるとあんなに敵視するのだ。そればっかりはわたしは本当に悲しい。

……ああ、しかし、、

人間という生き物は、さほど物を考えることもせず、そのほとんどが、自分が思うほど理性的でなく、本能も正しく機能しているかあやしい、まったくもって不完全な珍種かもしれない。あっちでいいこと言いながら、こっちで正反対のことをする、しかも、やってるという自覚がないのだから救いようがない。と、自分の行いを振り返りそう思うのでありました。

 

・・・ということで、本日は桜が満開だったので

おにぎりを持って花見に行きました。

 

っというほど咲き乱れてました。

もうカオスだな

 

 

 

 

 

 

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