アウトドア料理と脂の融点

アウトドア料理と脂の融点

このGW中に急遽アウトドア料理を作ることになったので、そんな話を。

作ることになった量はおよそ20人前。
この量を限られた資源の中、アウトドアで作るのって結構大変なんです。
準備できる大きな鍋にも限度があるし、加熱器具も焚き火、炭、あまり火力を期待できないガスコンロ。

川下りキャンプツアー参加者に食べて頂く料理で、カレーのような大鍋料理を作ってオシマイとはいかないのが辛いところ。
参加者の料理への参加は期待できず、基本的にはできた物を食べて頂くスタイル。しかも、料理はなるべく同タイミングで食べたいという感じ。さらにサポートスタッフは多くない。

アウトドアでバイキングスタイル。大変です。

 

 

 

やっぱりアウトドア料理といったら肉が食べたい。ベーシックなBBQはもちろん、牛肉ならローストビーフやビーフシチュー。豚肉ならスペアリブなんかいいかもしれない。鶏肉だって塩釜焼きにしたり、タンドリーチキンにしたり。

私がアウトドア肉料理を考えたり、作る順番を考えるのに重要だと思っているのは脂の融点。

 

牛脂は融点が高いので一度冷めてしまうと脂がベトベトに固まってしまう。そして人の体温では脂が溶けないので固まった脂は口の中にベットリと残ってしまう。

5月といえど夜は寒い。
できた料理は火から降ろしてしまえばドンドン冷めていく。再加熱や保温が安易ではないので「冷めちゃったね。じゃ、ちょっとチンしてくる」は、できない。
冷めても基本的にはそのまま食べてもらう感じになってしまうので、脂多めの牛肉料理は熱々で提供しないといけない。

飽和脂肪酸とか不飽和脂肪酸がどうとか、牛の脂は健康がどうのとかじゃなくてとにかく美味しく食べるためには熱々がいい訳です。

その点、豚肉、鶏肉は融点が低く脂が体温で溶けるで、料理が冷めても美味しく食べれます。
なので弁当とかに入っているのは豚の生姜焼きとか、鶏のから揚げとかが多いんです。

 

今回は冷めても大丈夫な「よだれ鶏」と、炭焼きで熱々を提供する「シシカバブ」を作りました。

スパイスを自ら調合したシシカバブは大好評でした。だてに私、太っていません。

他にも、たけのこ御飯を炊いたり、クラッカー、トルティーヤ、アスパラトマトベーコン、中華スープ、揚ナスの煮浸しなどなど頑張りました。

 

アウトドアで料理を作るなら

どんな場所で、どんな調理器具があって、どんな感じで食べるのか。
少人数で焚き火を囲って、出来た料理を熱々で食べるのか。
大人数でバイキングみたいになるのか、ワンプレートなのか。

アウトドア料理は大変だけど、いろいろ考えて作ればきっと食べてくれる人はよろこんでもらえると思いますよ。
なんせ腹ペコアウトドアで食べるというのが最高の調味料なのだから。

 

おしまい

 

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