ヌメの家出のはなし。

ヌメの家出のはなし。

 

ヌメちゃんは、うちのクロネコで本名をアレキサンダーヌメロと言います。いとこのウチの牛小屋生まれです。こないだボブが引越しの手伝いに来てくれた時言ってたけど、人間にすると50歳くらいのおっさん猫です。うちにはもう1匹サビ猫がいます。そのアロちゃんを母親代わりに、ヌメが育てましたが甘やかしすぎでめんどくさいネコに育ってしまいました。何年か前ヌメちゃんは家出をしたことがあり、それはそれは家族全員で心底心配して探しまわったのでした。居なくなって一ヶ月ほどした朝、いつものように、ノア(私の愛犬)にゴハンをあげるために車庫に向かうと、車庫の奥から必死の雄叫びニャオニャオー!   が聞こえたので、ノアの顔を見ると( おさがしのネコ帰ってまいりましたぜ)という顔をした。籠を覗く痩せ痩せのボロ雑巾みたいになったヌメがおりました。ヌメちゃんが帰ってきたとみんな大喜びでしたが、しばらくしてある異変に気づくのでした。それは、ヌメちゃんがウ◯チをした時でした。うんちが三角だったのだ。嫌な予感、由々しき事態の予感。案の定折れてちゃいけないものが折れていたようで、きっと車に引かれたのだろうとの見解。そんなヌメも、今ではこんなに元気なおっさん猫として、毎日くらしております。、、しかし、一か月車に引かれながらよく帰って来たもんだと感心します。ろくに飲まず食わずだったに違いないのに。…どこがアウトドアなんだ?とお思いでしょうが、毎日ぼってり暮らしているヌメにとって歴史的冒険の日々だったに違いありません!さぞ心細かったろう、っと思うのです。ただ、わたしの大切な愛犬ノアが命を全うする一週間前、ノアの鼻つらを猫パンチしたのはいまだに許しておりません。あの事故の時、車庫にかくまって貰ったというのに。恩知らづめ。

 

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