師匠と昆虫採集

師匠と昆虫採集

いつも、突然くるのだ。

早い時は、朝7時半ごろ電話が来て今から出るから40分後くらいに着くかな🎶とか。

こちらは、まだ寝起きの頭ボサボサだったりするから結構慌ててお迎えする、こともある。
私は80%くらいは人に合わせるのが好き。何処かに行くにも、人についてくほうが好きなのです。
訪ねてきてくれるのが好きなのです。尋ねるより断然よい。

そして、それをみんなしってか知らずか、それぞれがたまに来てくれるから、私は明るい引きこもりが健全にできているのです。

話がずれましたが、このいつもいきなり来るこのお方。(ご本人の名誉のため追記;いきなりと言ってもちゃんと電話はくださる。電話と来訪までの時間が短いだけ。)
12年前私はこの人から、ニホンミツバチとの暮らしを教わったのです。
この人はいろんな顔をもち、何を聞いてもなんでも知ってるのだ。

若い頃は、ヨーロッパを行き来する骨董商だった。(らしい)
彼の話してくれる骨董の世界は、ロマンがあって奥深い。

車窓から見える木々を、「あそこにある木、ほら、白い花が咲いてる。あれが〇〇だよ、あっちの葉っぱがこうなってるのが〇〇」

〇〇とは、〇〇。いつもたくさん教えてくれるのに、大体覚えていない。それは私が悪いのです。

先日も聞いてみた、逆に知らないことってなんですか?知ってみたいこととか?
オチはいつものことだから、知ってる。
「女だけはわからん!わっはっは。」
そして、話の最後には骨董商だった頃、フランスのパリの観覧車でのフランス人との恋バナと
男性が好きな男性にモテた話。そして、甘酸っぱい片思いの話。

もう暗記したから、ふざけた?一面の彼の伝記なら書けると思う。
しかし、師匠の深いところは私などには難しいのだ。
絶滅したといわれていたウシモツゴというみた感じ地味ーな小魚を彼は復活させた。
それで天皇陛下にウシモツゴについて説明されている、にも関わらず世の中は彼の中の本物を理解していない。

そんな愛すべき師匠からいつものようにいきなり電話が来て飛騨の山奥へ昆虫採集に出かけました。

20年ぶりにギンイチモンジセセリなるこれまた地味だけど品のある蝶々を見つけたと言って喜んでおりました。

基本、師匠からの誘いは大概のことがないと断らない。だって、絶対面白いから。

 

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