出荷までもう一息
- 2019.06.09
- まさや

イチゴ農家さんのお手伝いもひと段落して本業の方も本腰入れていかないとなって感じです。
その間ホオズキは放置されていた訳ではなく水やりと生えて来る脇芽を取り除く作業は残業時間(笑)で行っていました。昼間はハウスの中に入ってられないので丁度良いのですがね。農協の担当者も週1でハウスの巡回に来てくれているのですが気づいたら蜂の巣箱が増えてる!
これは以前このブログで紹介されていた「分蜂」なのか?!
いやいや箱ごと増えねーから!蜂って意外と高価なんですよ蜂が1匹500円くらいするんですよ、それが巣箱に巣十匹・・・蜂の押し売りですか?なんてドキドキしてたら農協の担当者から連絡があって「蜂の飛びが悪いのでサービスで1箱追加しときました」って。すげーサービスだな、そりゃハウスの中を蜂がブンブン飛び回ってる訳だわ。
そして先日ホオズキの7月出荷に向けての会議がありました。
朝晩の冷え込みが多かった為にホオズキの伸びが悪い傾向にあって短い(安い)まま7月で出すか8月まで待って十分に伸ばしてから出すかの話し合いをしました。
そりゃあ誰だって高く売りたいのは山々なのだが8月まで収穫を伸ばすとその分病気や虫にやられる可能性もあって、そうなったらそもそも出荷出来ないもんね。
俺のハウスのホオズキは短いとはいえ最大で3Lサイズが一番高値なんだけど少し短くて2Lサイズがメインで出せそうなので7月出しに決まりました。
ま、一本辺り20〜30円の差なので良しとしましょう。
村でホオズキを栽培し始めてまだ10年ほどなんですよ、基本的な作り方はあるとしても薬の濃さや散布方法なんかは皆んな色々工夫してて、そんな話が聞ける貴重な機会なんだよね。
その10年間で実績を積んでる為に村での生産量の約3倍もの注文が来ているそうです。
それぐらい人気があると言うことは…そう!価格の交渉に優位になるって事ね。
さぁ出荷が決まったとなったら出荷に向けて作業を進めなければなりません。まずは「芯止め」といった作業をします。
今までは脇芽を取り除いて栄養をホオズキの背丈が伸びるように行くようにしてやったのですが、成長点と呼ばれるてっぺんの芽を取り除く事で上に伸びなくします。そうすることで栄養が実を大きくする方に行くんですね。こうやって作物の成長を人間がコントロールするのも面白いものです。
この写真ですが上の葉っぱとしたの葉っぱの違いが分かりますか?
上の葉っぱが正常な状態でつるんとしてます、下の葉っぱはデコボコしてるように見えませんか?これ、ダニに食われてるんです。殺虫剤を撒いて退治しなければならないのですが蜂さんには避難してもらわないといけないので巣箱に戻ってもらってから殺虫剤を撒きます。
そんな感じで今月末の出荷まで気が抜けない感じになってきました。農家っぽくなってきたでしょ?
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