「キャニオニング」に「キャニオリング」に「キャリオリング」に「キャリオニング」の話
- 2019.08.19
- じゅんや

青森ねぶた祭が終わり地元・静岡に帰ってきてさっそく川の仕事。
ラフティングやキャニオニングなんかの川のアクティビティってやつのガイドです。
その中でも今日は「キャニオニング」について。
川よりももっと狭い沢を歩いたり、滝に飛び込んだりするスポーツがキャニオニングと呼ばれるやつです。
キャニオン(渓谷)を歩くのでキャニオニング。
そのままですね。
海でダイブ(潜水)をすればダイビング。
ケーブ(洞窟)を探検すればケイビング。
ロック(岩)をクライム(登る)すればロッククライミング。
だいたいこんな感じでアウトドアアクティビティの名前はついてます。
ただ、沢歩きに関しては上流へ行くか、下流へ行くかで名前が変わります。
上流に進んでいき、岩を超え、滝をよじ登ったりするものは「シャワークライミング」
シャワー(水しぶき)を浴びながら沢の上流へクライミングしていくので略して「シャワクラ」です。
下流に進み滝つぼに飛び込んだり、天然ウォータースライダーで遊んだりするのが「キャニオニング」
さっきも言いましたね。
これは日本だけの定義なので外国ではどっちも「キャニオニング」です。
そして、この「キャニオニング」だけど、ひじょーに言い間違いが多い。
「二」と「リ」を間違えて覚えてしまって
「キャニオリング」や「キャリオニング」、「キャリオリング」どれもびみょーに違います。
お客さんが間違えて言っていても訂正することはしないけど、やっぱり気になって思わず
「キャニオリングの集合場所はこちらですか?」と聞かれれば
「はい、キャニオニングの集合場所はここです」と思わず大きな声で言ってしまうこともある。
世の中どのくらいの人がこの間違いをしているか
Google先生に調べてもらった。
それぞれの検索ワードのヒット数の違いです。
8/19 17時現在
正解
キャニオニング 約 1,780,000 件
間違い
キャリオニング 約 619 件
キャリオリング 約 15,500 件
キャ二オリング 約 298,000 件
キャニオリングめっちゃ多い!!
って思ったが、どうも言葉の末「リング」に反応して「リング」系商品を表示しているからであった。
最大手のキャニオンズが出てくるのは、そういう検索仕様にしているのでしょう。
”キャニオニング”
名前だけでも覚えて帰ってください。
と、言いながらも
私は、母親が「フィオレフィッシュ」と言っていたせいで、今でも「フィレオフィッシュ」の注文が怖い。
「あれ?どっちだっけ?フィレオ?フィオレ?あー、わからーん」となってしまう。
さらに「ボトル」と「ボルト」もよく間違える。
バーのような場所で「ボルト」を注文したことは数え切れぬほどある。
未だに「づ」と「ず」の間違いもよくするし、
キャンプファイヤーも「ファイアー」にするか「ファイヤー」にするかで悩んでしまう。
日本語とはなんと難しいのであろうか。
あぁ、今回はそんなことを言いたいのではない。
冷たい沢に入って遊ぶには、やはり8月がオススメ。
もう夏の残りもあと少し。
思い残すことなく川遊びしましょう!
自分で遊ぶならライフジャケットの着用を!