大事なことを忘れていた その①

大事なことを忘れていた その①

いま、この本を読んでいる
ん?
と思われるかもしれないが
要はのぐそをしましょうよ
そして紙ではなく、葉っぱでお尻を拭きましょうよ
という内容の本です
ん??

まあ、どうしてこんな本を読みはじめたのかというのは
長い話になるので省略するとして、
わたしも著者に影響を受け、一時期、のぐそをしていたことがありました
そしてこの本を読みながら、
あっ アウトドアを語るのにどうしてこのことを語らなかったのか と
自分の自覚のなさ加減を反省しました
のぐそ=アウトドア
アウトドア=のぐそ
と言っていいほど、のぐそのなかにはアウトドアの本質が隠れているのではないか
そんな気がして、これからのぐそについて書いてみたいと思います
(長くなるかもしれません・・)

わたしがのぐそのことを考えはじめたのは
以前の仕事において、こどもたちを野山へ案内し、
そこで自然体験をしてもらっていたときのこと
その体験内容を企画するなかで常に
「トイレはどこにある?」という問題を解決しなければならなかったことにあります

あそこに行けばとっても楽しいことができるのに
あの森をこどもたちにぜひ見せたい、と思っても
「あそこにはトイレがない」の一言で
企画がボツになってしまうということが幾度かありました
わたしはそのたび内心で、「なんだよトイレごときで!」と
腹を立てていた覚えがあります
まあ、男のわたしとしては
「小学生ぐらいまでならそこらですりゃあいいだろ」
ぐらいな雑な思いでいたことも確かです
女性のこともふまえ、もうすこし丁寧に考えないといけなかったのだろうけど
トイレのあるなしで自然体験を行えなくなることがどうにも納得できなかったのです

そんなとき目にしたのが著者(写真には糞土師=“ふんどし”と書かれている)の載った新聞記事
そこにはたしか「家でトイレを使わないこと〇〇日」みたいな見出しで書かれていました
内容は、家のトイレは使わず、野山でのぐそをし続けた著者の紹介でした
わたしはなぜかその記事に魅かれ、後日、そこに書かれていた著者の新刊本
『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)を買い求めたのでした
あらためて見てみれば、著者は有名なキノコの写真家
キノコの写真と言えばこの人、という方でした
さらにほかにも、コケ、粘菌といった
とにかく日陰で目立たない生物の写真ばかりを撮っておられ、
同じくマイナーで目立たない者であるわたしはとても親近感をもって、
その方の撮った写真図鑑を手にしていたものです

というわけで、『くう・ねる・のぐそ』を読んだわたしは
あらためてその内容にヤラレ
そうだ、自然体験なるものに関わる者として
これはいままでふれてこなかった大切な問題だっ と思ったのでありました

(次回へ続く)

 

 

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