師走である
- 2019.12.19
- Reiko

もうすぐクリスマス、そして年末ですね。
本当に一年は早いです。
相変わらず私の一年は、めまぐるしくて
毎年半分くらいの出来事を思い出せないのは歳のせいか出来事がありすぎるからか。
お菓子屋をやっていた時に比べれば落ち着いたものであるが。
最近はようやく年末のなんだか知らないが忙しくしなくてはいけないという変な癖が抜けてきて、自分がお菓子屋をやってたことも前世のことのようだ。
でも流石にテレビなんかで、クリスマス特集や料理番組等でケーキを作るのなんかを見るとふと戻ったりします。今年は台風の影響でイチゴが高騰してて、とケーキ評論家みたいな人が語ってましたが、高騰は毎年のことだ。
22日と23日じゃあイチゴの値段が下手すると5倍くらいになったりするから、胃がいたい。ケーキ屋さんにしてみるとクリスマスケーキは仕事量の割にあまり儲かるものではない。儲かってるのはイチゴ農家さんじゃないかとケーキ屋は思ってしまう。
でも、お祭りみたいなもので気持ちがカオスになってて変なテンション、徹夜でヘロヘロになりながらもなんか楽しい。23日の夜の徹夜は、毎年お寿司とチキンをみんなに振舞ってスタッフ全力で頑張ったな。一夜で500台とか作ってたな。
それだけこなせば、間違いも起こり。。
渡し間違いや、商品がないなどはその度に胃がキュンとなり胃液が逆流する感じ。
お店いっぱいにお客さんがごった返してて、なかなかケーキをお渡しできなくで怒られたりもしたなあ。笑
全てが尊い経験でありその度に私を成長させてくれました。
毎年の反省点をノートに書いて次の年は同じ失敗をしないようにと、自分でシステム作ったりして。
最近は自分で自分をねぎらってあげることにしてます。
自分にお疲れ様と言ってあげよう。
今となっては、素敵な楽しく生き生きとした思い出だ。そして少し寂しかったりする。
だから結局毎年、友人のケーキ屋を手伝いに片道1時間かけて行ってしまいます。
私たちが20年前創業当時の冬の繁忙期に手伝いに来てくれた友達のお店。
うちが創業して5年くらい経った頃立ち上げ、今は岐阜の名店となったそのお店に。
大変な時期を一緒に戦ってくれた同士を今度は私が手伝っているのだ。
なんとも人生は皮肉で面白い。
私は菓子屋をやめ、友人の菓子屋はスタッフを10人以上抱えるパティスリーとなった。
23日の夜のケーキ屋はいいものだ。あの空気、緊張感私は好きなのだと思う。
昔スタッフみんなと作ったクリスマスケーキ!もう忙しすぎて、夜中に積み上げたデコ缶が崩れ落ちた音がツボにはまってみんなで笑い転げたりしたりして。
でも、もうやらないと決めたのです!
新しい人生を歩むことにしたのだから!
徹夜はいつもてぬぐいまいてやってたなあ
ブログを書くために昔の写真を見てたら止まらなくなって黄昏てしまった。
また、寂しくなったら友人のお店へ手伝いに行こう。
それくらいがちょうどいいな。
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